アドラー心理学の欠点

アドラー心理学の本を2冊ほど読み終えて、気になる点をメモしておく。

 

家元信者なんで人目を気にして生きるのはつまらないし、状況判断が出来ないヤツはバカなんてことはすでに百も承知、二百も合点なので感想は「普通」です。

(じゃぁこの哲学や価値観で生きていけるかと言えば、そこも人間の業で難しいけど)

 

気になったのは生き方とかトラウマではなく、アドラー心理学のブーム。

仮に「課題の分離」に関して10人中の1人がクレーマーで、1人がおせっかいで、残りの8人が厄介なので関係性を断つ社会というのを想像してみる。

そして10人ともアドラー哲学に沿って他人にあまり干渉しなくなって、各々が好き勝手に振る舞った場合に、この2人はそうとうウザい存在になるのでは?

というか、今やもうマスコミやネット社会ってこの2人が掻き回しているのではないかという気もするのだけれど、2人が良かれと思っているなら止められないのでは?

「嫌われる勇気」の横暴を無視できない人には辛い世の中に成りはしないだろうか?

 

解決策として8人でルールを作ってこの2人をおとなしくさせるぐらいしか思いつかないけど、アドラー心理学の達人ならもっといい方法を提示できるのだろうか?