PMXエディタを使ってみました
今回作ってみた動画。
出オチです。思いついたのでやってみただけです。
VRゴーグル用の動画の作り方の理解が一段落したので、じゃぁモデルはどうやって作られているのかというので、ニコニコ動画を物色。
ガチ初心者でもイケる お着替え講座 by JK きくりん - ニコニコ動画
もうこっちは「ガチ初心者」を卒業する気がないので大変ありがたい解説です。
なんとなくプチ改造ならできそうなモデル構造みたいなのでエディタを準備。
■PMXエディタ 0.2.5.4
「ガチ初心者でもイケる お着替え講座」で使用するプラグインについて:うちのねーちゃんが普憫さんの大ファンなのでうんぬん! - ブロマガ
(お着替えには挑戦しなかったのでプラグインは使いませんでしたが…)
モデルは「2B v1.04 (J&J Edit)」を準備。ニーア オートマタのヨルハ二号B型。
[VR 360] [3D4K][MMD] NieR: Automata 2B [A]ddiction 360 3D VR - YouTube
【MMD 年齢制限無し】 2B [A]ddiction 【足太ぺんたさんver 】 - YouTube
MMD動画でも異質なリアリティで気になっていたので中身を拝見です。
頂点数10万、ポリゴン数16万くらいで通常の3倍って感じでした。
衣装違いのモデル:2B v1.04 (Kaine's outfit) (J&J Edit)も眺めていて、頭リボンとか服の飾りをくっつけたら黒服同士なので2B→鏡音リンになるのでは?と魔が差したわけです。
で、今回試したこと
1.モデル2B v1.04 (Kaine's outfit) (J&J Edit)の胸元のタイ以外を全部消す
着せ替え講座の首だけ状態と同様に、タイだけにして位置もサイズもそのまま。
2.モデル:2B v1.04 (J&J Edit)にタイを追加
PMXエディタで2つを合わせます。
タイを追加読み込みしただけなので、「タイに入ってるボーンがどこにも関連付けされてません」エラーが出るので2つのモデルを見比べて真似してみます。
で、MMDで踊らせてみると、まぁヘンテコなタイの動きになります。タイの根元が空中の一点に張り付いていてガムみたいに伸びます。
ここで講座で聞きかじった内容と勘を働かせて「ジョイント」と「ウェイト」も2つのモデルを見比べて真似します。
3.鏡音リンのモデルから頭リボン以外を全部消す
モデルのReadMe読んだ感じだとSour式リンちゃんはガードが堅そうなので、つみ式リンちゃんからリボンを転用させてもらうことにしました。(二次配布とかは全然考えてないのですがその辺のルールがまるでわかってないので、いい大人なんだからあんまり怒られないように、とは思っています)
4.先の「2B+タイ」に「頭リボン」を追加
今度は位置合わせが必要ですが、首と違って「リボン」なので適当な感じです。
また2つのモデルを見比べて「ボーン」「ジョイント」「ウェイト」を真似します。
(この段階でようやく「ウェイト塗り」とは何の作業なのか理解しはじめました)
5.追加した「タイ」「頭リボン」に色を付ける
これも元のモデルと見比べてテクスチャ画像をコピーして持って来ます。ここまでは元データを真似するだけなので、PMXエディタの操作を理解するのにあちこち押してみてモデルの構造に感心しきり。特に「骨(ボーン)&皮膚(ウェイト)」がすごくて、下着とかそのさらに下とか案外どうでもいいです。あ、リボンもタイも白いままだ。
6.テクスチャの色を変更する
まずは画像編集ソフトの「GIMP」をインストール。
リボンは黒に。タイはロキ動画を真似て紫色に。
[MikuMikuDance] ロキ/ROKI [Sour式鏡音リン] - YouTube
よく見るとスカートとか髪留めも紫色なので、少し真似て紫色に変色してみる。
髪色も変えたけどSour式のテクスチャ画像と並べて作業したらかなり濃いですね。
まぁ、そこまで拘り無いんだけど、色調変えるのは直感が大事かもしれない。
7.剛体を少し改造してみる
これが今回いろいろ試して謎が残った作業です。踊らせてるとタイの先端がスカートの中に入り込むのが完全には防ぎ切れなかったです。どうやらお腹とスカートの剛体の隙間に挟まってると思うのですが、隙間減らしたり、タイの先端に大きな剛体付けてもダメでした。
8.モーションを修正する
さすがにプロポーションが違って(手足が長い?)踊りのモーションが前回のSour式リンと同じだと変なところが色々と出てきますが、特に気になるトコだけちょこっと変更。ボーンの仕組みが分かってきたので思いのほか簡単に動かせる。いやぁMMDはよく出来たソフトだ。
カメラモーションも色々と変だけど、面倒だしそっちはいいや。
9.可逆圧縮コーデックの導入
もうハードディスクの空きが無くてAVI非圧縮というわけにはいかない状況なので、改めてみなさんのオススメ解説に倣ってインストール。
Ut Videoコーデックのインストール方法と使い方【設定】
なんか似た名前のコーディックが色々と選べるようになって迷うんだけど、可逆ってことだからどれでも一緒ってことにして一番上のを使うようにした。いいのか?
10.MMDからの分割出力
モデルが通常の3倍の「ヨルハ二号B型」さんだからか2160x2160x7000フレームで一発出力は到底むりでした。さすがに断念して1920x1920で60fpsにして7分割出力。
ステージやエフェクトは前回の設定のままです。(2.5GBx7動画まで小さくできた!)
11.AviUtlで7つの動画を連結
AviUtlの編集拡張プラグインの導入(今さら?)
AviUtlと拡張編集プラグインの導入方法【ダウンロード・インストール】
タイムラインが見当たらないので単なるファイル形式を変えるエンコーダのソフトだと思ってた長年の謎がやっと解明しました。(連結後は20GBのAVI動画に)
12.連結した動画をエクイレクタングラー形式のMP4で出力
この作業は今までと一緒なので特に新たなチャレンジは無いのですが、ついでに「ノイズ除去」と「色調補正」にもチェックを入れてみる。
出来上がったのをゴーグルで見た感じでは「ノイズ除去」は相当に効果ありそうで、ギザギザのノイズががほとんどなくなったすっきり画質に。(で、1.3GBのMP4動画に)
という出オチのなんちゃってコスプレ風のネタ動画にしては色々と頑張りました。
出来上がりの動画を見て思うのは、画質が良いと見ていて疲れない!
パノラマとかエフェクトで頑張っても2K以下だとゴーグルにはしんどい画質なのですね。
30と60 fps の違いはイマイチ分からないけど、踊りによっては差が出るかも。
とにかくカメラをグルグル動かす気なので画質はココが下限と思って、やっぱり分割&連結くらいは自分の目の疲れの回避のためにも頑張るしかないかぁ。
誰か同じ挑戦をしようとしている人がこの書き込みを踏み台にして色々な動画をアップして下さることを期待しつつ、この先はモデルの作り方を探ろうかと思います。
(ソリッドモデルのプロなんだけど、サーフェイスモデルの挙動は謎すぎる!)